「みてね」とは株式会社ミクシィが運用する、写真や動画を家族内で共有するアプリです。(ミクシィと聞くと懐かしさを覚えますよね)
私は会社の先輩から勧められてみてねをインストールしてみたのですが、これが神アプリだったので、子育て世代の皆様にもその魅力をお伝えしたいと思います。
なお、みてねには有料版のみてねプレミアムもありますが、個人的には無料版でも十分なので、今回は無料版を使って感じたことのレポートとなります。
※おすすめの使い方にはハイライトをひいております。
みてねの機能
無料版みてねには以下の機能があります。
- 写真と3分以内の動画の無料・無制限アップロード(=共有)
- 公開範囲の選択(「家族みんな」「管理者のみ」の2つから選択)
- 写真・動画のアップロード履歴
- みたよ履歴(家族のログイン状況がわかる機能)☆
- 過去の今日スライドショー(〇か月/〇年前の同じ日付けの写真や動画を3枚つなぎ合わせた動画)の作成
- 3ヶ月ごとに1秒動画(アップロードした動画や写真をつなぎ合わせた動画)の作成
- 写真・動画のダウンロード☆
- 写真・動画のお気に入り保存
- 写真・動画へのコメント記入☆
- フォトブックの自動提案、フォトブックやプリント写真やDVDなど商品の購入
なお、詳しくは後述しますが、みてねが「うざい」「面倒くさい」と言われる理由となる☆がついた機能は、管理者が適宜設定で機能をOFFすることも可能です。
個人的には、アプリの操作性がよく、主目的である写真と動画のシェアが十分にできるので、無料版で大満足しています。
ではこれから、上記機能のおすすめの使い方を交えながら、みてねを使用するメリットについて説明したいと思います。
みてねのメリット
1.写真と動画を無料・無制限に保管できる
サービス内容そのままじゃん、という感じですが、これは本当にすごいことなんです。
子供が生まれると、写真や動画を撮影する機会が増えると思いますが、データ容量が大きくなりがちなので全てを保管や共有することは大変です。
クラウド上に保管しておくには課金が必要になるし、手動でUSBなどのハードディバイスに保管するのも面倒くさい…
ですがみてねなら、大量のデータを保管するのにかかるコストも共有する手間もかからないんです。
実は私、写真や写真をみてねにアップロードしたら、本当のベストショット以外はスマートフォンから削除しています笑
クラウドの容量圧迫もしませんし、友人や同僚などに「子供の写真見せて」と言われたときに迷わずにベストショットを出せるという、思わぬ副産物もありました!
あとは、好きなだけアップロードできるのであれば、写真をアップロードするための厳しい選抜は不要で気軽に共有ができます。
赤ちゃんの写真ってベストショットを取るために連射しがちですが、微妙に表情が違うとどの写真も捨てがたいですもんね笑
2.写真の共有に会話がいらない
写真や動画をメールやLINEやその他SNSなどで共有する場合、写真だけを送り付けるわけにはいかないため、会話が必要になります。
アップロードする方も面倒くさいですし、データを見た方も毎回リアクションするのは大変です。
その点みてねなら言葉がいらないので、とても楽です。
データをアップロードする心理的なハードルが下がることで、結果的に頻繁に多くの写真を共有できるので、家族全員にとってハッピーです。
3.将来の子供含め、写真や動画を好きなタイミングで共有・閲覧できる
子育て中だと日中は忙しく、やっと時間ができても夜遅い時間だと写真や動画の共有に躊躇してしまうこともあるかもしれません。
また共有された側も、特に動画の場合は更新に気づいても忙しかったり音声を出せない場所にいたりと、すぐに確認できない場合もあります。
でもみてねなら、共有した写真を家族各人が好きなタイミングで確認できるので、これらの問題について気負う必要はありません。
また、みてねは過去の写真・動画ファイルが消えることがないため、自分のスマートフォンにファイルをダウンロードしなくとも過去の全ての写真や動画を見返せます。
これを応用すると、将来子供をみてねに招待するだけで大量の写真や動画ファイルを簡単に共有することが可能になります!
私は自分の子供のころのプリント写真や写真データが入ったUSB、その他ディバイスを探すのに苦労した上に、赤ちゃんの頃の動画は再生装置がなくて閲覧すらできなかったのですが、みてね1か所にデータとして入っていれば子供も便利です!
4.同じ写真の被り保管をすることがない
みてねでは、一度共有した写真はアップロードファイルの選択画面に表示されません。
これにより、確認しなくても同じ写真をダブって保管してしまうミスが起きないことは、産後のぼけた頭には助かります。
5.共有する写真・動画ごとに公開範囲の選択ができる
無料版みてねではアップロードファイルの公開範囲を「家族みんな」と「管理者のみ」の2つから選択可能です。
この機能が意外と便利で、我が家では以下のような家族全員には共有すべきではないけど残しておきたい写真も「管理者のみ」の公開でアップロードすることで、みてね1か所に保管できています。
- 親族でもプライバシーを守るべき写真(体の露出度が高い、洗濯物が映りこんでいる、など)
- 保育園から配布される、他の子の写真も含む保育便り
- 子供の作った作品など、両親に共有するほどじゃないもの
- 相手の親族には見られたくないと要望のあった、片方の親族のみが写った写真
両家で孫に会う頻度に差がある場合、みてねの写真からその差が可視化すると両家の関係性も悪くなることがあります。
SNSでのマナーとして、発信側が配慮できるといいですね。(面倒ごとに巻き込まれないための自己防衛をしましょう)
6.写真の見逃しが少ない
みてねは自動でファイルを撮影日ごとに並べ替えてくれるので、写真や動画が整理されます。
ただ、自動並べ替え機能のおかげで、過去の写真をアップロードした際に共有された側はどのファイルが追加されたのか分かりにくくなってしまいます。
この問題を解消してくれるのが写真・動画のアップロード履歴で、ここから写真や動画を確認すると直近に追加されたファイルを余すことなく確認できます。
7.見たよ履歴で家族の生存確認ができる
家族のログイン状況がわかるみたよ履歴は、他人にログイン状況を知られたくない人にとっては「うざい」機能の筆頭です。
ですが、みたよ履歴の更新があれば家族の生存確認ができます。
遠方に住んでいる場合や高齢の親族には、頻繁に連絡を取る機会がないですが、見たよ履歴があれば元気に過ごしている確認ができて、個人的には安心できます。
また、一定の頻度で見たよ記録の更新がある場合、家族が写真を楽しみにしてくれていることがわかり、アップロードのモチベーションになります。
上記理由で私は見たよ履歴を重宝していますが、ご自身またはご家族がみたよ履歴が嫌な場合は設定から機能をOFFしましょう。
(家族設定>アルバム詳細設定>見たよ履歴の設定から、見たよ履歴を表示するのチェックを外す)
8.定期的に過去を振り返るきっかけを作ってくれる
みてねでは、以下の動画を自動で作成してくれます。
- 過去の今日スライドショー(〇か月/〇年前の同じ日付けの写真や動画を3枚つなぎ合わせた動画)
- 3ヶ月ごとに1秒動画(アップロードした動画や写真をつなぎ合わせた動画
写真や動画をアップロードしたら満足して見返すことは少ないと思いますが、みてねが定期的に動画を作ってくれることで、過去のファイルを見返すきっかけになります。
数か月前の振り返りでも、過去を懐かしんでほっこりできたり、今の子供の成長を感じられて嬉しくなったりしますよ。
みてねのデメリット
今まではみてねをごり押ししてきた私ですが、いくつかの不安な点があることも事実なので、挙げておこうと思います。
1.アプリのサービス終了が来たら使えなくなる
当たり前ですが、写真や動画の整理・保管を頼り切っている私にとってみてねのサービスが終了したら一巻の終わりです。
万全を期すには、やはりもう一つバックアップとしてデータの保管場所を持っておくことが賢明でしょう。
ミクシィ様、どうかサービス終了しないでください…
2.写真・動画のダウンロード・回転・削除が1件ずつしかできない
ファイルを複数選択してまとめて操作ができないので、保存・回転・削除作業は1件ずつ行う必要があります。
通常利用分には大きな手間にはならないのですが、万一サービス終了という事態になった際には膨大なデータの保存が必要になるので途方に暮れてしまいます。
なお、家族の写真・動画のダウンロードの可否も管理者が制限可能です。
我が家はダウンロードの制限の必要性を感じていないのですが、家族にファイルを保存されたくない場合は設定を変更しましょう。
3.動画の共有が3分までしかできない
ねんね期は3分あれば充分だと思っていましたが、子供が活発に動くようになると3分は意外と短いです。
今のところ長い動画は編集で切って複数に分けています。
(有料プランを契約すれば動画の時間制限をなくせます)
4.動画のアップロードが重い
動画のアップロードに長い時間がかかることがそれなりの頻度で起こります。
写真のアップロードは早いのですが…
でもアップロード中に他のアプリを起動すると保存に失敗するので、動画のアップロード中はスマートフォンをいじれないことが地味にストレスです。
また、動画の再生も遅いことがあります。
動画のダウンロードや再生が重いときは時間を空けて再挑戦しますが、スムーズになるよう改善を望みます。
5.コメント機能が”うざい・面倒”
メリット2で紹介した会話がいらないという良さが消えてしまうので、我が家では使用していません。
楽しいはずのSNSでストレスを溜めては本末転倒です。嫌な場合は設定から機能をOFFしましょう。
まとめ
以上、私が考えるみてねのメリットとおすすめの使い方でした。
デメリットもありますが、それを差し引いてもみてねは写真・動画共有アプリとして優秀です。
ぜひ皆様にも一度使用してみていただきたいです。
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