「冠婚葬祭は縁の切れ目」というように、『結婚式 欠席』とネットで検索するだけで予測キーワードに『ありえない』『非常識』『むかつく』などネガティブな言葉が出てきます。
ただ、どんなに大事な友人の結婚式でも欠席しなくてはいけない場合もあります。
今回は、自身が結婚式を挙げた経験と友人の結婚式を欠席してしまった経験の両面から見て、結婚式を欠席しても/されても大事な人と縁を維持するための方法をまとめたいと思います。
結論としては、お互いに礼節と思いやりを持てば縁は切れないので、安心してくださいね。
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結婚式を欠席する側が気を付けるべきこと
まず心配しないでほしいのは、結婚式欠席が即縁切りにつながることはないことです。
新郎新婦が気にしない性格の場合や、強い絆で結ばれている場合などは、結婚式を欠席したとしても全く変わらずに仲がいい場合も存在します。
(例えば私の夫は、自分の結婚式への出欠やお祝いの有無に関係なく交友関係を続けるタイプです)
でも心の狭い私は、自身の結婚式に欠席された方の中で
- 式後の今でも仲良く交友関係が続いている友人
- 距離を置いている友人
(その友人への優先順位が下がる感覚、とでもいいましょうか…)
がはっきり分かれてしまいました。
なのでこの章では、結婚式への欠席がマイナスに作用しないためにできる、フォローの方法をまとめたいと思います。
前提:結婚式の欠席は、本当に仕方がない事情がある場合だけにしましょう!
もし「結婚式に参列することがだるい」という理由だけで欠席をしようとしているなら、今一度考えなおしてほしいです。
新郎新婦はあなたに結婚の報告と日頃の感謝を伝えるために結婚式に招待してくれていますし、あなたと今後も仲良くしたいと思っているはずです。
そんな中、結婚式の欠席の連絡が来たら悲しい気持ちになりますよね。
確かに今の時代は結婚式を挙げることも新郎新婦の勝手とはいえ、友人の想いを無下にできるかどうかは自分の心に尋ねてみてもいいと思います。
安易な結婚式欠席は友人関係が悪化するリスクもあるので、個人的にはおすすめしません!
こちらの記事では結婚式の楽しみ方を紹介しています。
【超個人的】結婚式の楽しみ方9選
ちなみに私が結婚式を欠席した理由は、結婚式のダブルブッキングでした。
後から連絡いただいた方の友人に、正直に理由を話して、結婚式欠席の旨を理解してもらいました。
欠席連絡は、早めにする
結婚式に出席できない場合は、できるだけ早いタイミングで欠席連絡をしましょう。
招待状や、それより前段階の口約束やLineでのやりとりでも、一度「参列する」と言ってしまうと新郎新婦はあなたが出席する前提で準備を開始します。
新郎新婦の心象として、早い段階の欠席連絡なら『悲しい』気持ちだけで終わりますが、すでに労力をかけて準備を始めてしまっている場合は、検索キーワードに出てくるような『ありえない』『非常識』『むかつく』といった感情になりやすいでしょう。
新郎新婦は、会場のキャパシティーやお互いのバランス考えながら、声をかけるゲストの数を調整したり、席次表や会場配置を考えたりします。
結婚式を挙げたことのない方は「たかが一人」と考えがちですが、挙げる方からしたら「大事な一人」なのです。
もし出席できるかわからない場合は回答を保留するということも可能ですが、その場合もなるべく早めに返事をするようにしましょう。
「〇月〇日までに回答するね」と回答期限を言うと、新郎新婦側としては安心できます。
くれぐれも新郎新婦から返事を急かされるタイミングまで回答を保留にし続けるのはNGですよ!
欠席理由は、正直に言う(仲のいい友人の場合のみ)
個人的には、結婚式を欠席する場合は欠席理由をきちんと伝えた方がいいと思います。
マナー的には弔事や個人的な事情は欠席理由をぼかして伝えた方がいいといわれますが、人間はなにか隠し事をされると逆に気になります。
新郎新婦に’もやもや’を残さないために、正直に理由を伝えた方が、後々のわだかまりが少なくなるでしょう。
なお、どうしても外せない仕事やプライベートの予定の場合は、「調整しようと頑張ったけどだめだった」という素振りだけでも見せてくれると、新郎新婦も納得しやすいでしょう。
本項目は、会社の上司など気を遣わなくてはいけない人は対象外ですよ。
正直に言うかは、新郎新婦の性格や二人との関係性に合わせましょう。
お祝いを送る
結婚式当日に直接お祝いができない分、他のタイミングや方法でしっかりお祝いをしましょう。
正式なお祝いの方法としては、以下の通りです。
- 招待状への返信までのタイミングで欠席を伝えた場合
→ご祝儀(結婚式出席時の金額の半額~3分の1程度)+祝電 - 招待状に「出席」と返信した後に、欠席した場合
→ご祝儀(結婚式出席時と同額)+祝電(間に合えば
直接会えないときのご祝儀の郵送方法や電報の送り方は、こちらの記事をご確認ください。
【結婚式欠席】ご祝儀と祝電の送り方
ただ仲の良い友人の場合は、形式にとらわれずにお祝いをすることでもいいと思います。
- 結婚祝い(ギフト)を送る
- お祝い会を開く
- 食事をおごる
要するに、お祝いの気持ちをしっかり言葉と態度で示すことが大事です。
私の結婚式にも欠席の友人はいました(招待状の段階・体調不良による前日のドタキャン)。
でもきちんとお祝いを送っていただいた方は、心理的なわだかまりが一切残らないのはもちろん、結婚式に参列してくれた友人と同じレベルに感謝しています。
結婚式を欠席される側が気を付けるべきこと
大事な友人が結婚式に来れなくなることで生じる、悲しい気持ちや憤りは十分わかります。
でも、せっかくのあなたたちの結婚式ですから、以下の項目を確認いただき、切り替えて準備を進めていきましょう!
欠席の背景には、こちらにはわからない事情があったと考える
結婚式を欠席する経験を持ったことがない方にはわかりにくいとは思いますが、ゲストにとって結婚式を欠席することは、本当に残念なことですし、勇気が必要なことです。
あなたがゲストを大切に思っているのと同様に、ゲストもあなたを大切な友人だと思っていて、あなたの晴れ姿を見てお祝いしたかったはずです。
なので、たとえ新郎新婦側としては欠席理由が納得できないものであっても、「きっとそのゲストには私にはわからない事情がある」と考えてあげてください。
来れないゲストのことをいつまでも考えてもいいことはないので、割り切って来れないゲストのことは一度忘れましょう!
親族には式場契約前に予定を確認するように、本当に来てほしい方には挙式日決定前に打診をすべきです。
(実際に私の親友は、結婚式の日程を決める前に私の予定を確認してくれました。)
責めるわけではないですが、事前確認をせずに新郎新婦で勝手に決めた日程に対して、来れないゲストがいてもしょうがないと思います。
なにか疑問を感じることがあったら、今後の付き合い方を考える
結婚式欠席に関連して、どうしても納得できない出来事があったとします。
それなら、今後の付き合い方を今ここで決めてしまいましょう!
- 非常識な側面も個性や性格として受け入れ、変わりなく付き合い続ける
- 表面上や集団での付き合いは続けるが、個人的に何かをすることはやめる
- 自分が納得できるまで、しばらく距離を置く
(このブログを読んでいる時点でその友人と縁を切りたいわけではないと思うので、縁切りという選択肢は除外しています)
今後の方針が決まると、その人に対するもやもやした感情が整理されませんか?
結論を出せたらすっきりすると思うので、その人のことを忘れて結婚式の準備に進みましょう。
お祝いをいただいたら、内祝いを返す
欠席するゲストの中には、お祝いを送ってくれる方もいるでしょう。
結婚式に列席いただくゲストのご祝儀には、お料理や引き出物等でお返しをしますよね?
結婚祝いも上記と同じなので、いただいたお祝いへの感謝の気持ちを内祝い(ご祝儀+祝電の金額の半分~1/3)として返しましょう。
個人的には、内祝いはめんどくさくて、本当に無駄な文化だと思っています。
でも、礼には礼を返すことが、人間関係を円滑にする方法です。
まとめ
以上が、結婚式を欠席しても/されても、大事な人と疎遠にならない方法でした。
招待客の場合は、早く正直に理由を伝え、お祝いの気持ちを示すことがポイントです。
招待する側の新郎新婦の場合は、自分の気持ちを早く切り替えることと、いただいたお祝いにはお返しをすることが、自分のためにも友人関係を継続するためにも大事です。
結論としては、お互いに礼節と思いやりを持てば縁は切れないということなので、この記事が悩める皆様の希望になれば幸いです。
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