皆様はお店でもらったレシートを捨てていませんか?
世の中にはレシートを買い取ってくれるサービスがあるのです!
レシート買取サービスの中でも、ONE(ワン)というアプリは有名で、買い取り単価が高いと評判です。
今回は実際に私が200枚以上のレシートと共にONEを使用してみて、ポイ活の視点で感じたことを記載していきます。
(「稼げるか?」の結論だけ気になる方は、目次から『感想』の章にジャンプしてください!)
レシート買取アプリONEとは
概要
ONE(ワン)は、 お金がもらえるレシート買取&お買い物アプリとして、WED(ウェッド)社が運営しているアプリです。
日々の買い物やオンラインショッピングでもらうレシート・明細書などを、アプリにアップロードすると買い取ってもらえます。
2024年6月現在、アプリダウンロード数は600万以上、評価は4.3/5、レシートの買取枚数も10億枚以上(毎月3,000万枚)、メディアでの紹介も多いとのことです。
実際に私が使用していても、操作が簡便で、トラブルも発生していないので、かなり信頼できるアプリかと思います。
「危険」と言われる理由
アプリや運営会社が信頼に値するのにONEが危険といわれる理由は、レシート自体が個人情報だからです。
ONEでは買い取ったレシートデータから、購買データを抽出し、顧客の消費行動の分析を行い、他企業にサービスを提供しています(ONE for BUSINESS)。
レシートをONEにアップロードし始めた当初は、私のプロファイルを確認する質問も一緒についてきたのですが、それもデータ分析に使われるのでしょう。
例:年齢、性別、家族構成など
個人情報について心配な点がある方は、アプリやWED社のプライバシーポリシーやセキュリティなどを確認してください。
また、ONEに関わらず、レシートには個人情報が含まれていることを十分理解した上で、アプリを使用しましょう。
レシートなどに決済IDやご自身の名前等、個人情報がそのまま記載されていないかは、アップロード前に確認しましょう!
ONEの機能
ONEには主に、3つの買取機能と2つの換金機能があります。
買取機能①なんでもレシート【1~10円】
「ONEレシート」は、商品を購入したレシート(2か月以内)を撮影するだけで、お金がもらえるサービスです。
その中でも「なんでもレシート」は、どんな店舗のどんな商品のレシートでも1~10円で買取ってくれます。
1日に買取可能なレシート数は、以下の各時間に1枚ずつの計3枚です。
- 朝のレシート:5:00〜10:59
- 昼のレシート:11:00〜17:59
- 夜のレシート:18:00〜翌4:59
買取機能②特定レシートの買取ミッション【1円~数千円】
「ONEレシート」には、特定商品のレシートを高額で購入してくれるミッションが設定されています。
「レシート買取ミッション」は、アプリ内で指定された商品のレシートであれば数十円~数千円で高額買取してくれます。
また、「その他のミッション」では、指定された商品の納品書を買い取ってくれたり、デリバリー領収書を20円で買取ってくれたり、ショッピングアプリの注文履歴画面を1~10円で買取ってくれたりします。
買取機能③ONEモール【購入金額の数%】
ONE経由でオンラインショッピングをすると、購入金額の数%がもらえる「ONEモール」もあります。
ショッピングサイト内で入手できるポイントって大抵そのサイト内でしか使用できないため、無駄になってしまうことってありますよね?
ONEモールを使用すれば、いろんなショッピングサイトのポイントを使用用途の広い現金として貯められる点がよいですね。
換金機能①他社チケットやポイントに交換【手数料10%~】
ONEで貯めたお金は、コンビニや他店で使用できるeギフトや他のサービスで利用可能なポイントに交換可能です。
手数料は10%~20%程かかりますが、最低交換金額が220円(2024年6月現在)なので、手軽に交換できます。
換金機能②銀行口座に振り込み【振込手数料280円】
ONEで貯めたお金は、銀行口座から出勤することも可能です。
出金可能な銀行は数多く、国内ほぼ全ての民間金融機関に対応しているそうです。
ただ、出金手数料が1回あたり280円かかります。
感想:ONEは他社のレシート買取サイトより優れているが、効率の良いポイ活とは言い難い
結論から言うと、ONEでのポイ活で稼ぐことは難しいと思います。
確かに、ONEは他社レシート買取サービスより以下の点で優れているので、もしレシート買取ポイ活を始めたい方にはおすすめできるアプリです。
- 1レシート=最低1円という、他よりも良い交換レート
- 2か月前のレシートまで買取可能(当日でなくてもOK)
→買い物当日が忙しい場合や、夜に複数店舗をはしごして買い物をする場合、楽天スーパーセールなどでまとめ買いする場合なども安心 - レシートアップロードが簡易・スピーディー
- 「なんでもレシート」は、どんなお店のどんなレシートでも買取可
→対象業種や最低金額などを買い物中に意識する必要がない - 「なんでもレシート」は、その場ですぐ買取ってくれる(買取前は広告が流れない)
- 買取レシートのデータが履歴から確認できるので、原本レシートを捨ててしまってもリカバリー可能(家計簿へのつけ忘れがあったときなど)
でも、ポイ活として大きく稼ぐことを考えるなら、ONE(レシート買取)は効率が悪いと感じました。
理由は以下の4点です。
「なんでもレシート」はほぼ1円買取で、コスパとタイパが低い
実際に200枚のレシートを「なんでもレシート」で買い取ってもらったところ、96%のレシートは1円買取という結果でした。
買取金額 | 回数 | 備考 |
4円 | 1回 | 最初の1回目の買取(初回ボーナス?) |
3円 | 2回 | セルフメディケーション商品のレシート1枚含む |
2円 | 5回 | セルフメディケーション商品のレシート1枚含む |
アプリを起動~買取までは、どんなにスムーズに進めても15秒かかりますし、きれいに撮影できる環境を整える時間や、買取後も広告が流れる時間等、実際にはもっと時間がかかります。
それに、レシートが複数ある場合は次の買取時間まで待たないといけません。
また、このアプリはレシート読み取り枚数に応じたボーナスはないです。(例えば、アンケートモニターの場合は、回答や属性によってタイパの良い案件をもらえたりする)
よってこのポイ活は、コスパ・タイパがよくないです。
「レシート買取ミッション」や「ONEモール」で無駄遣いする可能性がある
ONEでの買取金額を伸ばしたい場合、「レシート買取ミッション」や「ONEモール」を使用する方もいると思います。
私も「レシート買取ミッション」使ってみて、確かに効率の良さを感じました。
ただ、本当に欲しい商品を購入するときに使用するなら良いのですが、ポイ活目当てで購入すると無駄遣いに繋がる恐れがあります。
ミッションのために普段使用しない割高な商品を購入してしまうことや、もっと安く買えるルートを見逃してしまうことは、節約家にとって大きな痛手です。
「レシート買取ミッション」や「ONEモール」は私たちの購買意欲を刺激する戦略であることは、自覚しておきましょう。
レシートを取っておいたり、レシート買取時間を待つことが面倒
私は普段、買い物Day(買い物に行く余裕がある日)に複数店舗をはしごして、日用品をまとめ買いします。
そのため、「なんでもレシート」で全てのレシートを買い取ってもらうためには、各レシート買取タイミングに定期的に買取申請をする必要があります。
1円になるとはいえゴミ(レシート)を残し続けることが少し嫌ですし、買い物に関係ないタイミングではレシート買取に出すことが難しいです。
買取に出さなきゃいけないことを忘れてしまうし、思い出せたとしても現物が手元になかったり撮影不可の場所やタイミングだと買取に出せないのです涙
つまり、時間制限と枚数制限があることに、めんどくささを感じています。
レシートを撮影する際の機能に、カメラロールからファイルを選択することができるようになってほしいと思ってます。(運営さんに届け!)
レシートの写真を撮れば原本を捨てられるし、思い立った時にすぐアップロードできるので、上記問題が解決されると思います。
アプリ内での『円』という表示は、鵜吞みにできない
換金する際、チケット(eギフトやポイント)にする場合は最低10%の手数料が取られ、銀行出金の場合は振込手数料が280円かかります。
なので正直、実際に換金してみると目減りした感じが否めないです。
仮に手数料を10%にすると、『アプリ内の1円=実際の0.909090…円』になります。
また、銀行出金は振込手数料を考慮すると280円以下ではそもそも出金できないですし、チケット換金よりレートをお得にするには3080円以上で換金手続きをすることが必要です。
正直「レシート買取ミッション」や「ONEモール」を使用しないと3080円は途方もない数字なので、ONEアプリはお金を稼ぐ手段には向かないと思いました。
ONEは1レシート当たりの買い取り額が高いとはいえ、貯まったポイントをそのまま決済に使えるサービスや、手数料無料のポイ活サイトもあることを考えると、換金手数料は大きなデメリットとなりますね。
まとめ
以上が、私が200枚のレシートを買い取ってもらった経験からONEで稼げるかを考察した結果となります。
ONEを使ってのポイ活で効率的に稼ぐことは
- 「なんでもレシート」はほぼ1円買取で、コスパとタイパが低い
- 「レシート買取ミッション」や「ONEモール」で無駄遣いをする可能性がある
- レシートを取っておいたり、レシート買取時間を待つことが面倒
- アプリ内での『円』という表示は、鵜吞みにできない
の4つの理由から難しいと思います。
ですが、前述の通りONEには良い点もたくさんあり、レシート買取サービスの中では一番おすすめできるアプリであることは間違いありません。
実際、私も今後も時間があるときにゆるくONEでのレシート買取活動を続けていこうと思っています。
(正確に言うと、ONE内に今残っている残高を0になるまで換金しないとやめられない笑)
ONEの残高の有効期限は最終残高取得日(≒最終レシート買取日)から120日なので、定期的に買い取ってもらう活動を続けることが重要です。
このブログでONEアプリのメリットデメリットを理解いただき、皆様がアプリをインストールするかの判断の助けになれば幸いです。
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