豊島区が月齢4か月から11か月の赤ちゃんを育てている世帯を対象にした子育て応援事業として実施している『子育て世帯見守り訪問事業(子育てエール)』。
期間中最大8回の家庭訪問を受け、1回あたり3,000円分のトイザらス・ベビーザらスのオンライン専用の電子クーポンがもらえます。
本ブログでは、我が家が子育て世帯見守り訪問事業を実際に8回受けた経験から、事業の流れや感想と、注意点を紹介します。
これから『豊島区子育て世帯見守り訪問事業』を受ける予定の方はもちろん、出産を機に子育てしやすい街へ引っ越し・転入しようとしている方へ豊島区をおすすめするポイントとしても参考になれば幸いです。
豊島区の『子育て世帯見守り訪問事業』とは
豊島区に住民票がある赤ちゃんを育てている世帯を対象に、見守り支援員が毎月1回家庭訪問をして、赤ちゃんと保護者の様子を確認する事業です。
各訪問後には、トイザらス・ベビーザらスのオンラインショップで使える電子クーポン3,000円相当が届きます。
赤ちゃんの対象月齢は4か月から11か月なので、最大8訪問・計24,000円分の電子クーポンをゲットできます。
詳細は豊島区の公式ページをご確認ください。
訪問の流れ
では、ここから実際に『子育て世帯見守り訪問事業』の受け方を説明します。
1.案内書類を受け取る
対象月齢になると、自宅に案内書類が郵便で届きます。
その書類に、専用WEBサイトのリンク(二次元コード)やログイン登録用の情報が記載されているので、案内に従ってログイン登録します。
2.専用WEBサイトで見守り訪問申請をする
初期登録を済ませてマイページにログインすると、写真のようなマイページが開けます(スマートフォン版)。
訪問希望日入力欄(1)をタップすると、予約可能な日程がカレンダー形式で出てきます。
選択可能な2週間の中から希望日時を選んで、見守り訪問申請内容を確認する(2)から訪問日の予約ができます。
ちなみに、訪問時間は指定できません!
訪問申請(訪問日の予約)が完了すると、メールで通知が来ます。
申請を完了しても、訪問予定日の4日前(土日祝除く平日)まではマイページから予約を変更できます。
しばらく申請をしないと予約可能日が後ろにずれていくので、表示される2週間の中に訪問受け入れ可能日がない場合は少し待ちましょう。
3.訪問日・訪問時間決定の通知が来る
訪問予定日の3日前に訪問日の決定通知が、訪問予定日の前日15時に訪問時間の決定通知がそれぞれメールで来ます。(いずれも土日祝除く平日で計算)
訪問日は申請通りの日程となるので問題はないのですが、訪問時間は以下の3つの枠から毎回ランダムに決まります。
- A(9時~13時)
- B(12時~16時)
- C(14時~18時)
なお、訪問通知日が決定した時点からは予約を変更することはできないので、何としても予定を空けるように尽力しましょう。
当日不在の場合は不在連絡票がポストに届くので、そこから再訪問の手続きを依頼するようです。
再訪問は1回までで、再訪問でも対応ができない場合はクーポンが発行されないので、気を付けましょう。
4.見守り支援員が訪問する(訪問時間5~10分)
予約日の訪問時間枠内のタイミングで、見守り支援員が家に来ます。
基本玄関先の訪問となるため、赤ちゃんを玄関に連れていき、お話をします。
話題の一例を挙げると、以下の通りです。
- 赤ちゃんと保護者の体調の確認
- 育児のサポート体制の確認
- 離乳食の進みの確認
- 子育ての悩みの確認
- 最近できるようになったことや最近何をして遊ぶかなど、発達や生活の確認
- 子育て情報の提供
5分くらいお話をしたら、支援員の持つタブレットに署名をすることで訪問完了となります。
赤ちゃんを抱っこしているなどでタブレットへ署名できないときは、支援員に代筆してもらえますので安心してください!
5.マイページで電子クーポンの配信を確認し、次回訪問申請をする
見守り訪問終了後速やかに、マイページに3,000円分の電子クーポンと送料無料クーポンが配信されます。
クーポンには使用期限がありそれぞれ異なる日付なので、注意しましょう。
クーポンの確認と同時に、次回の見守り訪問申請もしましょう(2.の手順から繰り返し)。
訪問があった日の3週間後以降の日付から、予約が可能となります。
電子クーポンは、トイザらス・ベビーザらスのオンラインストアの支払画面でクーポンコードを入力するだけで、簡単に使用できます!
子育て訪問のメリット
①子供と保護者の保護につながる
本事業は子育て世帯の孤立・孤独解消や、児童虐待予防・早期発見など、安心して子育てできる環境づくりを目的としています。
たとえ玄関先とはいえ、保護者と子供の様子を第三者が定期的に見ることで、なにか異変があれば感知できると思います。
家庭という閉鎖的な空間や当事者だとどうしても気付けない問題が明るみに出て、助けてもらえるという点は、豊島区が子育てしやすい街になることに大きな貢献をしてくれると思います。
②大人と話すことでリフレッシュになる
家族以外の人と話すことがない生活を送っていると、大人と会話したい気持ちになっていきます。
見守り支援員と話すことは、たった5分でも想像以上に保護者のリフレッシュになります。
また、私の友人はまだ結婚出産をしていない人も多いので日常生活で子供のことを話せる場が少なかったので、その点でもよかったです。
③5分の対応で3000円もらえる
5分の雑談で3000円がもらえるって、めっちゃコスパ良いです笑
そして、ベビーザらス・トイザらスのオンラインショップにあるものがなんでも購入できるので、個人的には『赤ちゃんファースト』事業よりよっぽど使い勝手がいいと感じていました。
子育て訪問の注意点
続いて、私が『赤ちゃんファースト』を使ってみて、少し注意した方がよいと感じたポイントをお伝えします。
①訪問時間が前日にならないと決定しない&毎回ランダム
当日回る場所の状況(支援員のルート)によって、毎回訪問時間帯(A/B/Cの枠)が大きく変わります。
そして、当日の訪問時間枠がわかるのが前日の15時というのが大変扱いにくかったです。
つまり、子育て訪問がある日は1日予定を空けておかなくてはいけないからです。
本事業は平日しか対応していないため、ワーママは仕事と保育園の予定を合わせることがかなり辛かったです。
「午後枠(B/C)なら午前中は子供を保育園に預け仕事ができる」という事情があるため、毎度職場と保育園には急な休み連絡になってしまい、申し訳なかったです。
ワーママ用の面談枠の設置か、訪問時間枠の希望を出せたら良いと思いました。
②玄関先で話すことがデメリットになることも
玄関先で話すことで、近所の人に話を聞かれる可能性があるので、気にする方はいると思います。
ただ、玄関先で話すメリット(部屋が散らかっていても見られない・訪問に備えて掃除や気遣いが不要なこと)もあるので、大きなデメリットには感じていません。
③専門的な相談には向かない
子育て支援に関する研修を受けた見守り支援員とはいえ、助産師や栄養士などではないため、具体的な育児相談にすぐ回答をくれるということはありませんでした。
でも適切な相談先を繋いでくれるので、十分役割を果たしていると思っており、こちらも大きなデメリットには感じていません。
④訪問予約を忘れていても、通知が来ない
訪問予約を忘れていても、特に通知やフォロー等はありません。
定期的に訪問をこなしていかないとMax8回・24,000円分の訪問が期間内に間に合わなくなる可能性があるので、ご自身で注意しましょう!
おすすめは、訪問当日に次回の予約をすることですよ。
まとめ
以上が私が考える本事業の感想と、注意点でした。
大変メリットの多い制度で、私は豊島区の子育て環境の良さの一翼を担ういい制度かと思ってます。
本記事が、これから『子育て世帯見守り訪問事業』が気になっている皆様の参考になれば幸いです。
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